はじめに

物流は言うまでもなく、国民生活を支える基盤であると当時に、製造業等の動脈・静脈ともなる重要な機能です。トラックドライバーだけで80万人を超える方々が従事するなど、裾野の広い産業でもあります。

一方で、物流を専門とするコンサルタントは少数に留まっています。

物流は、機能面では、輸送・保管・荷役・包装・流通加工などから構成されます。また、学術領域的には土木、交通、建築、機械、情報システム、経営、会計などが関係してきます。省庁との関連では、国土交通省、経済産業省、警察庁、農林水産省、厚生労働省などが物流政策の実施において重要な役割を持っています。

物流は、このような個々の機能・領域・関係者が「全体最適」の視点で有機的に統合してはじめて効果的に機能するという、システム科学的な性質を強く有していますが、コンサル的にも幅広い知識が要求される一方、専門性を確立するのが難しい分野でもあります。

このような難しい物流ですが、物流の全体最適化に向け、また、物流業界の地位向上に向けて尽力しております。